このブログに書いてあることは全てウソです
長いこと書いてなかった。
あんまり体調も良くはなかった(特に2月)のだが、まあ特に書くようなこともなかったし、書きたいとも思わなかった。
このままではいけないので、とりあえず明日は久しぶりに例会に出てみるつもり。
先週、大腸内視鏡検査をした。今年もやっぱりモビプレップで苦労した。今回は検査5日前くらいから検査用に食事を変え、排便をよくするよう色々試してみた。が、やっぱりきれいにならなくて苦労した。ただちょっと光明が見えたこともある。
今までなかなかモビプレップが腸に流れていかなかったのだが、どうもどっかで止まっているらしい。それで看護師さんに言われて横になってマッサージしてもらったら上の方にたまっていたモビプレップが流れていってすぐに便が出た。どっか狭窄してるのか聞かれたけれど、そんな診断は受けたことがないのでよく分からない。
とにかく左向きに寝ると流れやすくなるみたいなので、来年の定期検査では試してみたい。そんなこんなで今年は1200mlで済んだ。去年は1600飲んでもきれいにならなかったんだこれが。(きれいになる人は800で済む)
この間のはこんな感じ。縦イフにこだわった結果。

初日これは20も無理ではと思ったから、まあけっこうトライしたとは思う。運ゲー野郎のせいで終盤面が毎回変わるので、すさまじいアドリブ祭りだった。
そろそろメイン火力をレべマにして20後半をとれるよう頑張ってみるか、今まで通り幅広く育てるか、育成の方針で最近悩んでいる。ただそうなってくると完凸ぺぇぷが……とかなりそうで嫌なんだよな。サイラッハはすぐ引けてしまったのだが無凸なので、高等級で使えるのかよく分からない。凸ってソシャゲで一番嫌い。
今一番やってみたいのはイベントEXの通常強襲16ステージか危機契約デイリー13ステージ8等級を連鎖競技縛り(同じオペレーターを2回使わない)なんだけど、これはこれでやるにはまだまだ戦力が足りないのでどうしようかなという感じ。
けっこう長い間高校野球は見ているが、今年のセンバツは見てきた中で最低だと思う。
あんまり体調も良くはなかった(特に2月)のだが、まあ特に書くようなこともなかったし、書きたいとも思わなかった。
このままではいけないので、とりあえず明日は久しぶりに例会に出てみるつもり。
先週、大腸内視鏡検査をした。今年もやっぱりモビプレップで苦労した。今回は検査5日前くらいから検査用に食事を変え、排便をよくするよう色々試してみた。が、やっぱりきれいにならなくて苦労した。ただちょっと光明が見えたこともある。
今までなかなかモビプレップが腸に流れていかなかったのだが、どうもどっかで止まっているらしい。それで看護師さんに言われて横になってマッサージしてもらったら上の方にたまっていたモビプレップが流れていってすぐに便が出た。どっか狭窄してるのか聞かれたけれど、そんな診断は受けたことがないのでよく分からない。
とにかく左向きに寝ると流れやすくなるみたいなので、来年の定期検査では試してみたい。そんなこんなで今年は1200mlで済んだ。去年は1600飲んでもきれいにならなかったんだこれが。(きれいになる人は800で済む)
この間のはこんな感じ。縦イフにこだわった結果。

初日これは20も無理ではと思ったから、まあけっこうトライしたとは思う。運ゲー野郎のせいで終盤面が毎回変わるので、すさまじいアドリブ祭りだった。
そろそろメイン火力をレべマにして20後半をとれるよう頑張ってみるか、今まで通り幅広く育てるか、育成の方針で最近悩んでいる。ただそうなってくると完凸ぺぇぷが……とかなりそうで嫌なんだよな。サイラッハはすぐ引けてしまったのだが無凸なので、高等級で使えるのかよく分からない。凸ってソシャゲで一番嫌い。
今一番やってみたいのはイベントEXの通常強襲16ステージか危機契約デイリー13ステージ8等級を連鎖競技縛り(同じオペレーターを2回使わない)なんだけど、これはこれでやるにはまだまだ戦力が足りないのでどうしようかなという感じ。
けっこう長い間高校野球は見ているが、今年のセンバツは見てきた中で最低だと思う。
昨年12月から年末年始は色々あって書けてなかったので書き留めておくことをいくつか
12月の東海例会に参加した。教わったのは田中幹人さんのサンタ2種。

1つ目は平面作品で袋のところで立てられる。ざぶとんで真ん中の正方形にブック型の正三角形を仕込む形から。30度の折り筋つけるところはよくやる方法なのにちょっと見慣れない紙の動かし方で楽しかった。講習の最後に山口さんのこうしたらというアドバイスがあって袋のところに一折り加えたのだが、写真の完成形もそれに沿った仕上がりになっている。袋の付け根のところの山折りだ。
2つ目は正四面体の箱型サンタ。2枚複合で、サンタの部分と他の3面に当たる袋部分で分割されている。サンタの部分は一個目の講習作品とほぼ同じものだ。

最初仕上がりを見て同じサイズの紙2枚で折るのかと思いきや、それぞれの紙のサイズが違った。サンタパーツの方が紙が小さく、7.5cmで折っていたのでかなり小さい仕上がりになり、組み合わせにそこそこ苦労した。紙のサイズは近似で切り出していたので、こちらのぶきっちょさが故にちょっとずれたかもしれない。なんかキレイに入ってない。
用いる2枚の紙のサイズが違うのがちょっと気になったので、この講習と次の冨永さんの講習中、同サイズの紙2枚で折れないか試していた。
結果できたのがこんな感じ。

両パーツの基本的な折り出しは変えていない。袋パーツに紙が足りていなかったので、帽子の部分はサンタパーツの紙が表面に出る形で組み合わせてみた。

このように一作目の平面の完成サイズが揃うようになっている。
ぱっと見はキレイに収まっているように見えるが、こう収めるために2パーツ各々にかなりコチャコチャした引き寄せ折りを施して辻褄を合わせており、内実はキレイではない。幹人さんの作品はアイデアから折り工程までが素直に繋がっているという意味でのシンプルさが良いところなので、その良さを消すアレンジになってしまっているなと思った。
ちょうど完成したのが情報交換終わったあたりだったので、発表等はしていない。
休憩挟んで次は冨永さんの「ローストターキー」。レタス付きの皿も教えてもらった。

前川フォースあふれる基本構造から折っていく。仕上げの局面処理がなかなか大変だった。ターキーの足についている白いの(なんていう呼称なんだ?)を作るためにディバインドラゴンの指みたいな沈めかぶせ折りするのだが、それが工程の順序的になかなか難しかった。もっと序盤で折れると紙が絡まってないので楽に折れるのだろう。ただどの段階で組み替えられるかの検証はできなかった。上述したサンタのアレンジ折りながら教わってたので。
これまでオンライン講習全般に受けていて気づいたのだが、暇な時間の過ごし方が間違っている気がする。講習ってだいたい待ち時間がものすごくあるわけで、リアルな講習だとそういう待ち時間に自分はたいてい隣の人とくっちゃべってたりするわけだ。ただオンラインだと無駄話ができないので、何するかという問題が出てくる。自分の場合、たいてい何か余計なものを折っては毎度ひいこら言っている気がする。オンラインコンベンションの時はひどいと部屋の掃除したり洗濯畳んだりしていた。じっと集中してというのができないらしい。こういうのはオンライン講習を受講する際の適応として個性があるのかもしれない。
まあそれはそれとして折りやすくてターキーにしか見えないという良い作品であった。

クリスマスはこんな感じだった(再現画像)
情報交換はサンタ折ってたのであんまり聞いてなかった。ごめん。
明日は東京例会なのだが、法事で行けないのでチケットすら買っていない。つうか明日は久しぶりに電車に一時間以上乗るぞ。
年末は机のDIYの仕上げしたり買い出しに行ったりお節の準備したりとかしてたらちょっとダウンしてしまった。オンラインコンベンションの録画とか全然折ってないな。正月に折ろうと思ってたのに。落札した『おりがみ新世界』も全然折ってない。
不破の走りはあまりに美しくていつまでも見ていられるなと思った。都道府県対抗で一度廣中と勝負してほしいけど世陸あるからな。
ミヅキくんと水鉄砲は別に欲しくないのだが、ラプルマはほしいので無料分できてくれないかな。出るまで回すのは焔尾とラプルマとロベルタ、できるだけほしいのが遠牙と灰毫と前衛ニアール、迷ってるのはノーシスとサイラッハとマルベリーとオーロラ。
12月の東海例会に参加した。教わったのは田中幹人さんのサンタ2種。

1つ目は平面作品で袋のところで立てられる。ざぶとんで真ん中の正方形にブック型の正三角形を仕込む形から。30度の折り筋つけるところはよくやる方法なのにちょっと見慣れない紙の動かし方で楽しかった。講習の最後に山口さんのこうしたらというアドバイスがあって袋のところに一折り加えたのだが、写真の完成形もそれに沿った仕上がりになっている。袋の付け根のところの山折りだ。
2つ目は正四面体の箱型サンタ。2枚複合で、サンタの部分と他の3面に当たる袋部分で分割されている。サンタの部分は一個目の講習作品とほぼ同じものだ。

最初仕上がりを見て同じサイズの紙2枚で折るのかと思いきや、それぞれの紙のサイズが違った。サンタパーツの方が紙が小さく、7.5cmで折っていたのでかなり小さい仕上がりになり、組み合わせにそこそこ苦労した。紙のサイズは近似で切り出していたので、こちらのぶきっちょさが故にちょっとずれたかもしれない。なんかキレイに入ってない。
用いる2枚の紙のサイズが違うのがちょっと気になったので、この講習と次の冨永さんの講習中、同サイズの紙2枚で折れないか試していた。
結果できたのがこんな感じ。

両パーツの基本的な折り出しは変えていない。袋パーツに紙が足りていなかったので、帽子の部分はサンタパーツの紙が表面に出る形で組み合わせてみた。

このように一作目の平面の完成サイズが揃うようになっている。
ぱっと見はキレイに収まっているように見えるが、こう収めるために2パーツ各々にかなりコチャコチャした引き寄せ折りを施して辻褄を合わせており、内実はキレイではない。幹人さんの作品はアイデアから折り工程までが素直に繋がっているという意味でのシンプルさが良いところなので、その良さを消すアレンジになってしまっているなと思った。
ちょうど完成したのが情報交換終わったあたりだったので、発表等はしていない。
休憩挟んで次は冨永さんの「ローストターキー」。レタス付きの皿も教えてもらった。

前川フォースあふれる基本構造から折っていく。仕上げの局面処理がなかなか大変だった。ターキーの足についている白いの(なんていう呼称なんだ?)を作るためにディバインドラゴンの指みたいな沈めかぶせ折りするのだが、それが工程の順序的になかなか難しかった。もっと序盤で折れると紙が絡まってないので楽に折れるのだろう。ただどの段階で組み替えられるかの検証はできなかった。上述したサンタのアレンジ折りながら教わってたので。
これまでオンライン講習全般に受けていて気づいたのだが、暇な時間の過ごし方が間違っている気がする。講習ってだいたい待ち時間がものすごくあるわけで、リアルな講習だとそういう待ち時間に自分はたいてい隣の人とくっちゃべってたりするわけだ。ただオンラインだと無駄話ができないので、何するかという問題が出てくる。自分の場合、たいてい何か余計なものを折っては毎度ひいこら言っている気がする。オンラインコンベンションの時はひどいと部屋の掃除したり洗濯畳んだりしていた。じっと集中してというのができないらしい。こういうのはオンライン講習を受講する際の適応として個性があるのかもしれない。
まあそれはそれとして折りやすくてターキーにしか見えないという良い作品であった。

クリスマスはこんな感じだった(再現画像)
情報交換はサンタ折ってたのであんまり聞いてなかった。ごめん。
明日は東京例会なのだが、法事で行けないのでチケットすら買っていない。つうか明日は久しぶりに電車に一時間以上乗るぞ。
年末は机のDIYの仕上げしたり買い出しに行ったりお節の準備したりとかしてたらちょっとダウンしてしまった。オンラインコンベンションの録画とか全然折ってないな。正月に折ろうと思ってたのに。落札した『おりがみ新世界』も全然折ってない。
不破の走りはあまりに美しくていつまでも見ていられるなと思った。都道府県対抗で一度廣中と勝負してほしいけど世陸あるからな。
ミヅキくんと水鉄砲は別に欲しくないのだが、ラプルマはほしいので無料分できてくれないかな。出るまで回すのは焔尾とラプルマとロベルタ、できるだけほしいのが遠牙と灰毫と前衛ニアール、迷ってるのはノーシスとサイラッハとマルベリーとオーロラ。
火曜日に大学病院へ。寒いのかと思ったらそんなに寒くなかった。最近切れ痔気味かつ皸気味なので薬を出してもらった。体調が辛いみたいなことはない(コンベンション中もダウンするようなことはなかった)のだが、ところどころ変な症状が出ている。鼻とか目とか。
水曜日はインフルエンザの予防注射をしてきた。この日は寒かった。いつも打っているところが在庫切れで途方に暮れていたところに、母のかかりつけで打てるということになり、同行して打たせてもらった。婦人系の専門科もあるような病院で、今までいろんな科にかかってきたが、ああいうタイプの病院は初めてでちょっと緊張した。打って一日経つが今のところ副反応は出ていない。インフルワクチンで副反応でたことはないので、まあ大丈夫だろう、たぶん。
予防注射といえばあれこれあって書いてなかったが先々月の末に2回目のコロナワクチンを打った。今回は無事副反応が現れ、接種の翌日に38.6℃まで熱があがった。ただ本当に熱が出ただけで、ほかに風邪やコロナ様の症状が出たり、持病が再燃するようなことは全くなかった。熱も2日で完全に下がったので、まあ副反応としてはそこまで酷くはなかったんだろう。3回目の接種がちょっと怖い。
この時期は引っ越し等でやること多かったので備忘録的にぜひ書いておきたかったことが書けていなかった。一度、久々に一人で外食をした。それがケニア料理屋だった。出かける先の途中にケニア料理屋があって前から気になっていた。11月にちょうどタイミングが合う機会があり、昼飯に一人で寄ったのだ。おそらく在日のケニアの女性が二人でやっているお店で、アフリカ人のイメージ通りフランクだった。ビール断るのに苦労した。途中旦那さんが日本人で奥さんが向こうの人の夫婦が来てたりしたので、在日のアフリカ人にはなじみなの店なのかもしれない。
ケニア人が作ってるためメニューは日本人が食べやすいようにアレンジみたいな感じじゃなく、割とそのまま現地料理っぽかったと思う。頼んだのはティラピアの素揚げ・サラダ・ウガリのセット。ティラピアはマジでそのまんまの丸揚げで、ちょっと川魚っぽい泥臭さはあったが普通に美味しかった。揚げ物食ったのが久しぶりというのもあったかもしれない。サラダはレタスとトマトのサラダ。たぶん現地では生野菜は食べないだろうから、これは日本風だろう。絵的にはこんな感じに近い。
問題はウガリだった。ウガリってなんじゃというと、トウモロコシの粉を蕎麦がきみたいにして練って作ったもののようだ(食べた後調べた)待ってる間厨房からものすごい勢いで鍋をかき回す音が聞こえたので、たぶんウガリ作ってたんだと思う。
味はというと、無い。マジで塩も全く入ってないので味がない。食感は出来立てのは蒸しパンみたいなホワっとした感じが口に入れた直後はあったのだが、噛むとヌチャっと融ける感じで、そこにトウモロコシ粉の風味とザラっとした感じが少し交じる。ぶっちゃけ今までまったく食べたことがない感じで、脳がバグった。
それだけだったら不思議な食いもんがあるんだなぁで終わったのだが、出てきたウガリがちょっと小さめのシフォンケーキくらいあったために、久しぶりに食べ物と戦う雰囲気になった。なんか味が受け付けないとか辛すぎ/酸っぱすぎて食えないとかではない。無味でヌチャっとしたものを口の中の水分を奪われながらひたすら食べていく感じだ。正直言うとけっこうしんどかった。
途中から卓上の塩かけたり魚やサラダと一緒に食べたりしていくものの、やっぱり水分が足りない。水と一緒に流し込もうとするとトウモロコシ粉が膨らむので嵩が増えて難しい。もしかしたらシチューみたいな汁っぽいおかずと食べればまだ食べやすかったのかもしれない。ティラピアの素揚げには水気がない上、こっちにも日本人感覚でいうと全然塩が入っていなくて油と魚の超シンプルな味なので、やっぱり味がない。味がないのはこんなにつらいことだとは思わんかった。
後で調べたらケニアは長年イギリスの植民地だったこともあり、味付けが元宗主国の影響を受けてるらしい。すごく納得した。
ウガリ自体はケニアのみならず周辺国でもおなじみの主食らしい。おふくろの味みたいなもんだ。そう考えると味がないとか食感が慣れないというのも日本人の感想で、ケニア人からしたら「いやいやこれが美味いんだよ!」みたいな感じなのかもしれない。日本に来た外国人が、炊いた白米に対して臭いが嫌いだとか食感が駄目だとかなんの味もしないとか言う、みたいな話を聞いた記憶がある。そん時は白飯ってそんな変か?と思ったが、ウガリ食ってそう言う外国人の気持ちが分かった気がする。
そんな感じで必死で食べきったら、お店の人がおまけでケニアのドーナツくれた。それも食感がめっちゃ変わっていて、ものすごく生地がモチモチで嚙んでるとヌチャヌチャしてくる。クリームとか蜜とかは入ってなく、生地自体が甘いので噛んでるとどんどん甘みが出てくる感じだ。これ食べて「ケニアの人はこういう歯にくっつく食感が好きなんだな」と思った。ちなみに私は苦手である。
ウガリはマジで衝撃だったので絶対書き残しておこうと思ったら長くなりすぎた。引っ越し自体は何とか終わった。部屋も机を一部改良したので、前よりかは片付いていると思う。本や服が部屋の隅で山作っていることもなくなった。布団の敷きどころだけはしっくりこず色々場所を変えているが。あと衣装ケースのサイズが合わず前のは廃棄せざるを得なかったので、今は引っ越しの段ボールで何とかしている。そこだけは至急買い換えたい。
先週、コンベンションに引き続き東京のオンライン例会に出席した。作品は西川さんのトナカイ。

例によって15°系の作品である。完全な正方形でなく、100:99くらいの長方形から折る作品で、最初にカッターで用紙を数ミリ切って折り始める。前にもこんな感じの比率から折る作品を西川さんはやっていた気がするんだけど、ショウリョウバッタだっけ?
工程自体も正三角形一値分子を作って畳んでいくもので、角度を除くと折りごたえは目黒時代を思い起こさせて折りやすい。序盤明らかに角になりそうなカドが出てくるのだが、実はそのカドは不要カドでしまっちゃったまま出番がないというトリックが面白かった。途中で完全に騙されたって気づく感じ。
なんというか、講師の西川さん含め参加者の多くが前週にコンベンションを終えたばかりで、疲れというかやり切った後の虚脱感みたいなのが残っていて、正直私も折った以外の感想が出てこない。作品発表は高野さん(だっけ?)のモグラの手が面白かった。
前回の4を貼ったので、今回の5も貼っておく。補助ヴァルポそろい踏み。

左ケルシー+アンジェ・中央ウィーディ・右マウンテン+濁スカs2。ブレードヘルムは一体目ラグナロクで二体目は左の二人に+真銀斬。腐敗はラグナロク+メルトダウン+狐火で、凋零はハイパーアップルパイ。
2日目で23までは行けたのだが、そこから上げるのが本当にしんどかった。今回はレベル不足を痛感した。ちょうど引っ越しと危機契約が丸被りしたのもあったが、たぶん引っ越しなしでもこれ以上は上げられなかったと思う。
今日はケルスカに引き続いてカーネリアンが早く引けたからまあ良しとする。お姉ちゃん出てきたんだから妹も出てきて。
水曜日はインフルエンザの予防注射をしてきた。この日は寒かった。いつも打っているところが在庫切れで途方に暮れていたところに、母のかかりつけで打てるということになり、同行して打たせてもらった。婦人系の専門科もあるような病院で、今までいろんな科にかかってきたが、ああいうタイプの病院は初めてでちょっと緊張した。打って一日経つが今のところ副反応は出ていない。インフルワクチンで副反応でたことはないので、まあ大丈夫だろう、たぶん。
予防注射といえばあれこれあって書いてなかったが先々月の末に2回目のコロナワクチンを打った。今回は無事副反応が現れ、接種の翌日に38.6℃まで熱があがった。ただ本当に熱が出ただけで、ほかに風邪やコロナ様の症状が出たり、持病が再燃するようなことは全くなかった。熱も2日で完全に下がったので、まあ副反応としてはそこまで酷くはなかったんだろう。3回目の接種がちょっと怖い。
この時期は引っ越し等でやること多かったので備忘録的にぜひ書いておきたかったことが書けていなかった。一度、久々に一人で外食をした。それがケニア料理屋だった。出かける先の途中にケニア料理屋があって前から気になっていた。11月にちょうどタイミングが合う機会があり、昼飯に一人で寄ったのだ。おそらく在日のケニアの女性が二人でやっているお店で、アフリカ人のイメージ通りフランクだった。ビール断るのに苦労した。途中旦那さんが日本人で奥さんが向こうの人の夫婦が来てたりしたので、在日のアフリカ人にはなじみなの店なのかもしれない。
ケニア人が作ってるためメニューは日本人が食べやすいようにアレンジみたいな感じじゃなく、割とそのまま現地料理っぽかったと思う。頼んだのはティラピアの素揚げ・サラダ・ウガリのセット。ティラピアはマジでそのまんまの丸揚げで、ちょっと川魚っぽい泥臭さはあったが普通に美味しかった。揚げ物食ったのが久しぶりというのもあったかもしれない。サラダはレタスとトマトのサラダ。たぶん現地では生野菜は食べないだろうから、これは日本風だろう。絵的にはこんな感じに近い。
問題はウガリだった。ウガリってなんじゃというと、トウモロコシの粉を蕎麦がきみたいにして練って作ったもののようだ(食べた後調べた)待ってる間厨房からものすごい勢いで鍋をかき回す音が聞こえたので、たぶんウガリ作ってたんだと思う。
味はというと、無い。マジで塩も全く入ってないので味がない。食感は出来立てのは蒸しパンみたいなホワっとした感じが口に入れた直後はあったのだが、噛むとヌチャっと融ける感じで、そこにトウモロコシ粉の風味とザラっとした感じが少し交じる。ぶっちゃけ今までまったく食べたことがない感じで、脳がバグった。
それだけだったら不思議な食いもんがあるんだなぁで終わったのだが、出てきたウガリがちょっと小さめのシフォンケーキくらいあったために、久しぶりに食べ物と戦う雰囲気になった。なんか味が受け付けないとか辛すぎ/酸っぱすぎて食えないとかではない。無味でヌチャっとしたものを口の中の水分を奪われながらひたすら食べていく感じだ。正直言うとけっこうしんどかった。
途中から卓上の塩かけたり魚やサラダと一緒に食べたりしていくものの、やっぱり水分が足りない。水と一緒に流し込もうとするとトウモロコシ粉が膨らむので嵩が増えて難しい。もしかしたらシチューみたいな汁っぽいおかずと食べればまだ食べやすかったのかもしれない。ティラピアの素揚げには水気がない上、こっちにも日本人感覚でいうと全然塩が入っていなくて油と魚の超シンプルな味なので、やっぱり味がない。味がないのはこんなにつらいことだとは思わんかった。
後で調べたらケニアは長年イギリスの植民地だったこともあり、味付けが元宗主国の影響を受けてるらしい。すごく納得した。
ウガリ自体はケニアのみならず周辺国でもおなじみの主食らしい。おふくろの味みたいなもんだ。そう考えると味がないとか食感が慣れないというのも日本人の感想で、ケニア人からしたら「いやいやこれが美味いんだよ!」みたいな感じなのかもしれない。日本に来た外国人が、炊いた白米に対して臭いが嫌いだとか食感が駄目だとかなんの味もしないとか言う、みたいな話を聞いた記憶がある。そん時は白飯ってそんな変か?と思ったが、ウガリ食ってそう言う外国人の気持ちが分かった気がする。
そんな感じで必死で食べきったら、お店の人がおまけでケニアのドーナツくれた。それも食感がめっちゃ変わっていて、ものすごく生地がモチモチで嚙んでるとヌチャヌチャしてくる。クリームとか蜜とかは入ってなく、生地自体が甘いので噛んでるとどんどん甘みが出てくる感じだ。これ食べて「ケニアの人はこういう歯にくっつく食感が好きなんだな」と思った。ちなみに私は苦手である。
ウガリはマジで衝撃だったので絶対書き残しておこうと思ったら長くなりすぎた。引っ越し自体は何とか終わった。部屋も机を一部改良したので、前よりかは片付いていると思う。本や服が部屋の隅で山作っていることもなくなった。布団の敷きどころだけはしっくりこず色々場所を変えているが。あと衣装ケースのサイズが合わず前のは廃棄せざるを得なかったので、今は引っ越しの段ボールで何とかしている。そこだけは至急買い換えたい。
先週、コンベンションに引き続き東京のオンライン例会に出席した。作品は西川さんのトナカイ。

例によって15°系の作品である。完全な正方形でなく、100:99くらいの長方形から折る作品で、最初にカッターで用紙を数ミリ切って折り始める。前にもこんな感じの比率から折る作品を西川さんはやっていた気がするんだけど、ショウリョウバッタだっけ?
工程自体も正三角形一値分子を作って畳んでいくもので、角度を除くと折りごたえは目黒時代を思い起こさせて折りやすい。序盤明らかに角になりそうなカドが出てくるのだが、実はそのカドは不要カドでしまっちゃったまま出番がないというトリックが面白かった。途中で完全に騙されたって気づく感じ。
なんというか、講師の西川さん含め参加者の多くが前週にコンベンションを終えたばかりで、疲れというかやり切った後の虚脱感みたいなのが残っていて、正直私も折った以外の感想が出てこない。作品発表は高野さん(だっけ?)のモグラの手が面白かった。
前回の4を貼ったので、今回の5も貼っておく。補助ヴァルポそろい踏み。

左ケルシー+アンジェ・中央ウィーディ・右マウンテン+濁スカs2。ブレードヘルムは一体目ラグナロクで二体目は左の二人に+真銀斬。腐敗はラグナロク+メルトダウン+狐火で、凋零はハイパーアップルパイ。
2日目で23までは行けたのだが、そこから上げるのが本当にしんどかった。今回はレベル不足を痛感した。ちょうど引っ越しと危機契約が丸被りしたのもあったが、たぶん引っ越しなしでもこれ以上は上げられなかったと思う。
今日はケルスカに引き続いてカーネリアンが早く引けたからまあ良しとする。お姉ちゃん出てきたんだから妹も出てきて。
日曜日
日本シリーズも終わり、今日からいよいよ都市対抗野球が開幕である。
割と寝坊する。もっとも最初の講習は10時半からなので、とても楽である。朝食食べながら開幕試合のホンダ-JR東日本東北で東北が先制するのを観つつ、接続をする。最初の講習はベスさんのカーディナルにした。

6角形の紙から折っていく。いわゆるヘックスプリーツで、折り感覚としては霞さんのやっているような作品に近い。目のところの二重ねじり折りの工程がとにかく秀逸で、このコンベンションでは西川さんのリスの序盤と並んでベストの折り心地だった。
ヘックスプリーツの立体作品ということで、工程的には最初に格子線をつけた後に、たたむための折り筋を随時入れてから一気に畳んでいくことを繰り返していく。得てしてそういう作品は「教わりづらい」タイプの作品なのだが、そこらへんは講習での工夫がなされていた。折り線付けの際、画面上に簡易折り図が表示される方式になっていた。このおかげで、その折り図表示を見れば最悪解説や紙を見ずとも折り線付けはできるというわけだ。しっかり折り筋がついていれば立体化でのミスの確率は大きく減る。とはいえこれをやるには準備の点で大変な労力がかかるわけで、既にいろんなところで講習を経験しているであろうベスさんだからこそかなあとは思った。司会が西川さん、通訳が立石さんという隙のない陣容で、トータルで大変充実した講習だった。

このように下側も継ぎ手を差し込めるようになっていてきっちり閉じている。安定性も高い。2日経ったが開く感じもない。
ベスさんの講習終わり間際に前回優勝のホンダがまさかの開幕戦敗退を決め、昼食へ。この日は公開オークションがあるので、ノーパソを脇に置きながら昼飯を食う。目玉品の公開オークションは『をる』全巻セットと絶版の折り図集セット。まあとんでもない競り合いになり、をるは5万くらい、折り図集に至っては11万までいった。聞いていて「うへぇ」としか言えなかった。
それ以外に行われていたオークションの結果発表も同時にあり、入札していた『新世界』はなぜか他に誰も入札がなく、最初の入札価格で落札できてしまった。完全に予想外。それだったらもうちょっと入札価格上げりゃよかったかもしれない。『ジョイ・オブ・オリガミ』も頑張ればいけたかもしれないが、まあ欲張っちゃいけないね。
『新世界』が欲しかった一番の理由は伊東万燿を改めて折り直したかったってのがあるので、そのうちブログのネタにするかもしれない。
第2試合で初出場のエイジェックが一回に先制するのに合わせて午後最初の2コマ目として今井雄さんの「イノシシ」を受けた。以前マガジンの立石さんによる関西例会報告で、今井さんが折っている紙だけを映す書画カメラ方式でなく、紙を折る講師本人が紙と一緒に画面に映る対面方式(正式呼称があるの不明。適当に考えた用語)で講習をやって、それがとても分かりやすかったというレポートがあったので気になっていたのだ。

4等分ベース。報告通り対面形式の講習だった。そして確かに分かりやすかった。まず紙を掲げながら折って説明できるような、わかりやすい工程に練り上げられていることが大前提としてあったと思われる。無理な折り・説明が複雑になってしまうような折りが全くなかった。ここらへんは今井さんの作風が下敷きになっていることもあるだろう。
加えて言葉の使い方が巧いなあと思った。この日の夜のエンジョイルームで元さんが「Web講習では「ここを折る」みたいな指示代名詞を使わず「下側のカドを折る」みたいに具体的に説明しないといけない」みたいな話をしていた。Web講習の場合は受講者が講師から目を離すと立て直すのが通常の講習以上に難しいため、音の情報だけで受講者が分かるようにすることをより心がけるべきだという理由だ。この心がけ自体はWebはもちろん講習の基本とも言えるのだが、今井さんの講習時の解説は、まさにこの解説の言葉遣いが適切だったように思う。紙を掲げながら折るわけで、当然紙が途中で倒れたり、折っている過程をすべて映せないみたいな状況はあるわけだが、言葉の説明が分かりやすいので、何をやるのか聞いているだけである程度察しがつくようになっていた。確かに参考になる講習であった。
工程が練り上げられているということもあって、ここをこう折るんだろうなという見通しが立ちやすく折りやすい作品だった。それでいて顔のあたりはしっかりヒダでデザインがされているので、退屈ということもなかった。さすがだと思う。
ここらあたりから連日講習を受けてちょっと疲れてきたので、講習の間にラウンジやエンジョイルームを見学することはなくなっていた。ここ半年近く全く紙を折ってなかったのでしょうがない。体調は悪くなかった。
あまりしんどそうなのは取りたくなかったので4コマ目は前川さんの「クリスマス・キルト」を取った。奥さんが隣でアドバイザーをやっていた。折れなかったら難しすぎるということでストップがかかる。永遠のビギナーって言い回しがなんか好き。

写真にある4種類を教わった。最初に前川さんが「このコンベンションで一番易しい作品だと思います」って言ってたのだが、ところどころに留め折りがあって、割と簡単ではなかった。最初に写真のように並べた作例を見せてくれて、それがキレイだなと思ったので真似してみようと思った。それが7.5cmで折ったものだと聞いたので、同じく7.5cmで2つ同時に折る、なんてことをしていたので90分フルスロットルだった。しんどいのは嫌なんじゃなかったのか。留め折り自体は素直なんだが、それを7.5cmで何回もやるのはなかなかの作業量だった。
そういえば説明してなかったが講習の最後には必ず司会が全員のスクリーンショットを撮る。その時だけ受講者全員がカメラをオンにして、折り上げた作品と一緒に記念撮影をする感じだ。当然これまでもすべてやっていたのだが、この「クリスマス・キルト」だけは記念撮影の際に全作品揃わなかった。写真一番上にある星の作品が間に合わなかった。講習終わりの休憩時間もずっと折り続け、なんとか形になった。
もう休んだ方がいいんじゃと思いつつ、ここまで来たらという一念で続いて川村さんの「アラベスク」を受ける。こんな機会でないとユニットってなかなか折らないしね。6枚組ということで同じ色の紙がないか探すが6枚揃わない。時間が迫っていたので諦めて3枚2色にする。
作品自体は以前の九州コンベンションで見た記憶があった。

左の立方体が講習で教わった6枚組のもの。右のは同じユニットの12枚組で、後で折った。
笠原さんが以前同じ模様が出るユニット作品を折っていたそうで、それを川村さんなりに不満点を解消しつつ折ったのがこの作品だそうだ。ユニット一個は折りやすいし、6枚組ならそんなに手間もかからないのでさっくり折れた。
川村さんもいろいろ解説や創作話を挟みつつ講習をしてくれる(ユニット講習は同じ作業を繰り返すので空白時間ができやすい)ので楽しく受けられた。紙の乾燥っていう視点は面白かった。それでも個人的に時間に余裕があったので、再度紙を選別していたら同色が12枚見つかったこともあり、写真右に写っている12枚組の作成に入る。しんどかったんじゃなかったのか。講習中にエイジェック、9回裏にまさかの逆転サヨナラ負けして初勝利を逃す。
そのまま講習は終了。終わった後も自分は12枚組をずっと折っていたが、45分過ぎたあたりで台所へ。ご飯はできていたので何もすることなく食事。18時からの講習は受けなかった。BSで大河を見て昨日と同じく風呂へ入り閉会式間際の19時半前に復帰。第3試合の西濃運輸-かずさマジックの試合が始まっていて、船迫になんかアクシデントがあったあたりだった。
閉会式も終わり、さて散会かと思ったらエンジョイルームとラウンジは人がいなくなるまで空いているという。ということで今日もエンジョイルームへ。ラウンジは昨日と同じく呑み会やっていたらしい。面子はだいたい昨日と同じだったが、途中満田さんや菊田さんとかも来ていた。
とはいえ私はしぶとく粘る西濃運輸を観ていたので、前日と同じく22時くらいまでほぼ繋いだだけの状態だった。途中渡辺俊介がマウンドに来て「おお」ってなる。その後22時から23時まで少し会話に加わったが、冷えたのか腹を下し始めたので離脱した。という感じでお疲れ様でした。
初参加から基本スタッフ的なことをしてきて、そういうことのない地方コンベンションや海外のコンベンションでも展示室とかでだべっていることの方が多いので、今回のように終日がっちり講習を取るような参加の仕方は初めてだった。そういった意味でもZOOMだからという意味合いに留まらない新鮮な体験ができたと思う。割と体調が落ち着いていたのも助かった。こういう世情の中、コンベンションの実現に尽力したスタッフの方には改めて感謝したい。
知り合いの人と色々と久しぶりに話せたのはよかったが、もうちょっと会ったことない人と知り合う機会を作れれば良かったというのが反省点かな。山本さんがやってたみたいに事前にどっかで告知してラウンジなりエンジョイルームで待機できれば良かったのかもしれないが、そういう外部に告知するようなSNSやってないので難しいわな。最近の人知らないし。
今回は早めに感想を書いた。書く暇があったというのはもちろんあるが、他にも理由がある。というのもこのコンベンションはまだ受付をしていて、講習や金曜に流していた映像の一部を後ほど録画で観られるのだそうだ。12月10日ごろを予定して録画公開が始まるらしい。受けられなかった講習で何個か気になるのがあるので、私もそのうち録画で受けようと思っている。
そういう意味で今回は参加者レポートの価値が高いと言えるだろう。よいレポートがあれば、それをきっかけにさらなる参加者増に繋がるかもしれない。このブログが追想のための場という基本線は変わらないが、一方でレポートであるという観点は書きながら一応意識した。ということで、多くの参加者がレポートを書いてくれたらいいなと願いつつ終わることにする。
来年、参加できるかは知らないができるようにはしたい。
日本シリーズも終わり、今日からいよいよ都市対抗野球が開幕である。
割と寝坊する。もっとも最初の講習は10時半からなので、とても楽である。朝食食べながら開幕試合のホンダ-JR東日本東北で東北が先制するのを観つつ、接続をする。最初の講習はベスさんのカーディナルにした。

6角形の紙から折っていく。いわゆるヘックスプリーツで、折り感覚としては霞さんのやっているような作品に近い。目のところの二重ねじり折りの工程がとにかく秀逸で、このコンベンションでは西川さんのリスの序盤と並んでベストの折り心地だった。
ヘックスプリーツの立体作品ということで、工程的には最初に格子線をつけた後に、たたむための折り筋を随時入れてから一気に畳んでいくことを繰り返していく。得てしてそういう作品は「教わりづらい」タイプの作品なのだが、そこらへんは講習での工夫がなされていた。折り線付けの際、画面上に簡易折り図が表示される方式になっていた。このおかげで、その折り図表示を見れば最悪解説や紙を見ずとも折り線付けはできるというわけだ。しっかり折り筋がついていれば立体化でのミスの確率は大きく減る。とはいえこれをやるには準備の点で大変な労力がかかるわけで、既にいろんなところで講習を経験しているであろうベスさんだからこそかなあとは思った。司会が西川さん、通訳が立石さんという隙のない陣容で、トータルで大変充実した講習だった。

このように下側も継ぎ手を差し込めるようになっていてきっちり閉じている。安定性も高い。2日経ったが開く感じもない。
ベスさんの講習終わり間際に前回優勝のホンダがまさかの開幕戦敗退を決め、昼食へ。この日は公開オークションがあるので、ノーパソを脇に置きながら昼飯を食う。目玉品の公開オークションは『をる』全巻セットと絶版の折り図集セット。まあとんでもない競り合いになり、をるは5万くらい、折り図集に至っては11万までいった。聞いていて「うへぇ」としか言えなかった。
それ以外に行われていたオークションの結果発表も同時にあり、入札していた『新世界』はなぜか他に誰も入札がなく、最初の入札価格で落札できてしまった。完全に予想外。それだったらもうちょっと入札価格上げりゃよかったかもしれない。『ジョイ・オブ・オリガミ』も頑張ればいけたかもしれないが、まあ欲張っちゃいけないね。
『新世界』が欲しかった一番の理由は伊東万燿を改めて折り直したかったってのがあるので、そのうちブログのネタにするかもしれない。
第2試合で初出場のエイジェックが一回に先制するのに合わせて午後最初の2コマ目として今井雄さんの「イノシシ」を受けた。以前マガジンの立石さんによる関西例会報告で、今井さんが折っている紙だけを映す書画カメラ方式でなく、紙を折る講師本人が紙と一緒に画面に映る対面方式(正式呼称があるの不明。適当に考えた用語)で講習をやって、それがとても分かりやすかったというレポートがあったので気になっていたのだ。

4等分ベース。報告通り対面形式の講習だった。そして確かに分かりやすかった。まず紙を掲げながら折って説明できるような、わかりやすい工程に練り上げられていることが大前提としてあったと思われる。無理な折り・説明が複雑になってしまうような折りが全くなかった。ここらへんは今井さんの作風が下敷きになっていることもあるだろう。
加えて言葉の使い方が巧いなあと思った。この日の夜のエンジョイルームで元さんが「Web講習では「ここを折る」みたいな指示代名詞を使わず「下側のカドを折る」みたいに具体的に説明しないといけない」みたいな話をしていた。Web講習の場合は受講者が講師から目を離すと立て直すのが通常の講習以上に難しいため、音の情報だけで受講者が分かるようにすることをより心がけるべきだという理由だ。この心がけ自体はWebはもちろん講習の基本とも言えるのだが、今井さんの講習時の解説は、まさにこの解説の言葉遣いが適切だったように思う。紙を掲げながら折るわけで、当然紙が途中で倒れたり、折っている過程をすべて映せないみたいな状況はあるわけだが、言葉の説明が分かりやすいので、何をやるのか聞いているだけである程度察しがつくようになっていた。確かに参考になる講習であった。
工程が練り上げられているということもあって、ここをこう折るんだろうなという見通しが立ちやすく折りやすい作品だった。それでいて顔のあたりはしっかりヒダでデザインがされているので、退屈ということもなかった。さすがだと思う。
ここらあたりから連日講習を受けてちょっと疲れてきたので、講習の間にラウンジやエンジョイルームを見学することはなくなっていた。ここ半年近く全く紙を折ってなかったのでしょうがない。体調は悪くなかった。
あまりしんどそうなのは取りたくなかったので4コマ目は前川さんの「クリスマス・キルト」を取った。奥さんが隣でアドバイザーをやっていた。折れなかったら難しすぎるということでストップがかかる。永遠のビギナーって言い回しがなんか好き。

写真にある4種類を教わった。最初に前川さんが「このコンベンションで一番易しい作品だと思います」って言ってたのだが、ところどころに留め折りがあって、割と簡単ではなかった。最初に写真のように並べた作例を見せてくれて、それがキレイだなと思ったので真似してみようと思った。それが7.5cmで折ったものだと聞いたので、同じく7.5cmで2つ同時に折る、なんてことをしていたので90分フルスロットルだった。しんどいのは嫌なんじゃなかったのか。留め折り自体は素直なんだが、それを7.5cmで何回もやるのはなかなかの作業量だった。
そういえば説明してなかったが講習の最後には必ず司会が全員のスクリーンショットを撮る。その時だけ受講者全員がカメラをオンにして、折り上げた作品と一緒に記念撮影をする感じだ。当然これまでもすべてやっていたのだが、この「クリスマス・キルト」だけは記念撮影の際に全作品揃わなかった。写真一番上にある星の作品が間に合わなかった。講習終わりの休憩時間もずっと折り続け、なんとか形になった。
もう休んだ方がいいんじゃと思いつつ、ここまで来たらという一念で続いて川村さんの「アラベスク」を受ける。こんな機会でないとユニットってなかなか折らないしね。6枚組ということで同じ色の紙がないか探すが6枚揃わない。時間が迫っていたので諦めて3枚2色にする。
作品自体は以前の九州コンベンションで見た記憶があった。

左の立方体が講習で教わった6枚組のもの。右のは同じユニットの12枚組で、後で折った。
笠原さんが以前同じ模様が出るユニット作品を折っていたそうで、それを川村さんなりに不満点を解消しつつ折ったのがこの作品だそうだ。ユニット一個は折りやすいし、6枚組ならそんなに手間もかからないのでさっくり折れた。
川村さんもいろいろ解説や創作話を挟みつつ講習をしてくれる(ユニット講習は同じ作業を繰り返すので空白時間ができやすい)ので楽しく受けられた。紙の乾燥っていう視点は面白かった。それでも個人的に時間に余裕があったので、再度紙を選別していたら同色が12枚見つかったこともあり、写真右に写っている12枚組の作成に入る。しんどかったんじゃなかったのか。講習中にエイジェック、9回裏にまさかの逆転サヨナラ負けして初勝利を逃す。
そのまま講習は終了。終わった後も自分は12枚組をずっと折っていたが、45分過ぎたあたりで台所へ。ご飯はできていたので何もすることなく食事。18時からの講習は受けなかった。BSで大河を見て昨日と同じく風呂へ入り閉会式間際の19時半前に復帰。第3試合の西濃運輸-かずさマジックの試合が始まっていて、船迫になんかアクシデントがあったあたりだった。
閉会式も終わり、さて散会かと思ったらエンジョイルームとラウンジは人がいなくなるまで空いているという。ということで今日もエンジョイルームへ。ラウンジは昨日と同じく呑み会やっていたらしい。面子はだいたい昨日と同じだったが、途中満田さんや菊田さんとかも来ていた。
とはいえ私はしぶとく粘る西濃運輸を観ていたので、前日と同じく22時くらいまでほぼ繋いだだけの状態だった。途中渡辺俊介がマウンドに来て「おお」ってなる。その後22時から23時まで少し会話に加わったが、冷えたのか腹を下し始めたので離脱した。という感じでお疲れ様でした。
初参加から基本スタッフ的なことをしてきて、そういうことのない地方コンベンションや海外のコンベンションでも展示室とかでだべっていることの方が多いので、今回のように終日がっちり講習を取るような参加の仕方は初めてだった。そういった意味でもZOOMだからという意味合いに留まらない新鮮な体験ができたと思う。割と体調が落ち着いていたのも助かった。こういう世情の中、コンベンションの実現に尽力したスタッフの方には改めて感謝したい。
知り合いの人と色々と久しぶりに話せたのはよかったが、もうちょっと会ったことない人と知り合う機会を作れれば良かったというのが反省点かな。山本さんがやってたみたいに事前にどっかで告知してラウンジなりエンジョイルームで待機できれば良かったのかもしれないが、そういう外部に告知するようなSNSやってないので難しいわな。最近の人知らないし。
今回は早めに感想を書いた。書く暇があったというのはもちろんあるが、他にも理由がある。というのもこのコンベンションはまだ受付をしていて、講習や金曜に流していた映像の一部を後ほど録画で観られるのだそうだ。12月10日ごろを予定して録画公開が始まるらしい。受けられなかった講習で何個か気になるのがあるので、私もそのうち録画で受けようと思っている。
そういう意味で今回は参加者レポートの価値が高いと言えるだろう。よいレポートがあれば、それをきっかけにさらなる参加者増に繋がるかもしれない。このブログが追想のための場という基本線は変わらないが、一方でレポートであるという観点は書きながら一応意識した。ということで、多くの参加者がレポートを書いてくれたらいいなと願いつつ終わることにする。
来年、参加できるかは知らないができるようにはしたい。
土曜日
全体会が10時から。ゆっくりだなあと思ったけど、普段のコンベンションも全体会は10時半からなんだよね。自分にとっては全体会始まるまでの3時間くらいの方がコンベンションのメインだったから、そういう感覚がなかった。
15分くらい前にネットに繋いでラウンジとかを回っていた。相変わらずここには人が少ない。前川さんとかがいて挨拶をする。前川さんは山梨からでアトリエを少し見せてもらう。そういやほとんどの人が自宅なんだよね。
全体会は西川さん山口さんの挨拶とゲストの挨拶、各イベントの説明にスタッフの紹介。40人くらいがスタッフで関わっていたらしい。
そのまま10時半の最初の講習へ。受けたのは各務さんの「ライオン」。けっこう昔の作品で、その頃からどう折ってるのか気になっていたので受けることにした。同じ時間にはゲストのウーさんと大内さんが講習やっていて、ゲストは受けたいなーでも大内さんも全然会ってないからどうしようかなと迷ったが、幸いビデオで後から見られるので気軽に講習選べることもあり、直感に従った。
今回のコンベンションでは講習は講師と司会の2人体制で行われた。司会がZOOMのホスト役で、最初の注意やタイムキーパー、チェック等を担当し、講師が教えることに専念できる状況だった。司会もスタッフである。この時の司会は水野さん。

気になっていたオスのたてがみは、初期の作品ということもあり、まさかのほぼぐらい折り。「各務さんの作風イメージ」という先入観を持って折り始めたせいもあって予想外に難しく感じた。後で22.5度でまとめるのかなと思ったら、最初からぐらいのままガリガリ進むので、「え?え?待って!」みたいな感じ。見た目に対する難易度差はかなりあったと思う。個人的には顎から鼻先の折りが簡単だけど的確で好きだった。
各務さんはWeb講習初めてだったようだが、書画カメラ形式でやっていたのであまり気にならず。ただところどころ紙が光でハネていて見づらかったかな。あそこらへんは最初は調整とか難しそう。
難しいとは言いつつ、時間的にはややあまり気味の進行でメスまで終わる。特に質問もなくそのまま解散。どうでもよいがこの講習中はくしゃみが止まらず、ずっと鼻水が垂れていたので鼻にティッシュ詰めて折っていた。そういう意味でマイクとカメラ切れるのは便利だなと思った。普段の形式でやってたらくしゃみ連発で大迷惑かけてたと思う。
講習と講習の間は30分休みがあるのでラウンジへ行くと水野さんと松田さんがいたので、講習の振り返りやこの先受ける講習の話をしていた。日曜に講習やる松田さんの講習用カメラの什器見せてもらって笑う。司会やってた水野さんは終盤ZOOMのトラブルで大変だったらしい。やっぱ初めてはいろいろある。松田さんは大内さんの講習を受けていたそうで、オウムは40分弱で、おまけ作品も30分くらいで終わってやはり時間が余ったらしい。
講習のルールとして、受ける側は講習中基本マイクを切り、画面スクリーンも通信量削減のため基本消しておいてほしいと言われていた。質問がある場合だけマイクを入れ、司会がそれを拾って講師が対応するというスタイルだ。この方式は理には叶っているが受講者から講師へレスポンスを送る機会がどうしても減る。各務さんの講習時も何度か「皆さん折れましたか/大丈夫でしょうか」みたいなよくある問いかけがあったのだが、どう答えたらよいかタイミングが分からず放置していた。すると講師としても「大丈夫です」みたいな反応もなく、受講者の表情みたいなものも見えず、かといって「わかりません/もう一度お願いします」みたいな質問もないので、淡々と進めていくことになる。結果思ったより早く終わってしまうことが起こりやすいのではないかという話になった。
そういう話もあって、その後は受け方を少し改めた。要所要所で画面をつけ、折っている紙が講師や司会に見えるよう映すようようにして、OKサインみたいなものも送るようにした。少しでも講師に安心感を与えられればいいなという感じだ。可能なら他の人の進行状況を見てサクラ質問しようかとも思ったが、自分のを折りつつ他の受講者を確認するというのがなかなか難しく、こちらはできなかった。結局私からマイクをつけて質問というのは、翌日も含め一回もやらなかった。後々聞いたら講習中は他の人の画面見られないので声を出してもらった方が助かるという講師やった人の意見もあったので、やっぱり今後いろいろ検討すべきことがあって難しい。受ける側にも慣れがいる。
まあそういう話があってから12時の昼休みとなり、昼食を食べるため離脱。この土日は基本食事の支度は家族に任せた。申し訳ない。昼休憩中にはオークションの途中経過をやっていた。オークションでは、私は『おりがみ新世界』に入札していた。入札したのがいつだったかちゃんと覚えてないのだが、入札開始時刻が当初より早まったのにすぐ気づいて入札した記憶があるので、もしかしたら前日金曜のどこかで入札してたかもしれない。
『新世界』は欲しかったが、落札は難しいだろうなと踏んでいた。たぶん他の人も競ってくるだろうと予想していたからだ。とりあえず様子見でジャブを入れておいて、2500までなら競ろうかなとか思っていた(開始価格は2000円)。正直お金はない。
他には『ジョイ・オブ・オリガミ』も気になっていて、こちらはスタートが1000円だったため『新世界』が高騰したらこっちに狙いを切り替えるつもりだった。もう一つ気になっていたエンゲルの『Folding Universe』は早くも競り合いが始まっていたのであきらめる。
とりあえずこの途中経過の段階では『新世界』に他の人の入札はなく、意外とゆっくりな立ち上がりだなと思いながら飯を食う。
13時となり、2つ目の講習へ。山梨さんの「えんぴつBOX」を受けた。箱作品って最近折ってないし、見た目可愛かったので。

赤い方が正方形2枚から。青い方が後で折ったもので3:1用紙2枚から。

このように箱の実の底面が鉛筆っぽくなっている。色分けしてから60度の折り線で箱状にしていくという箱作品らしい見通しの良い工程で、山梨さんの説明の分かりやすさと相まってとても取り組みやすい作品だった。こういう箱作品を折ったのが久しぶりで折ってて楽しかったので、つい次の講習との間の30分で細長いバージョンも折ってしまった。
司会は各務さんだった(はず)。外国人がチャットで「こんにちは」とか「いいですね」みたいな色々コメントを残すのだが、各務さんはそれにちゃんとレスポンスしていた。さっき質問をしようと思っていたが、一番難しそうなところも綿田さんが質問してたので結局出る幕なし。講習中、山梨さんの自宅に宅配が来たために講習が中断して一同和む。ある意味とてもZOOMらしい。
相変わらずくしゃみが止まらないので、諦めてアレルギー止めの薬を飲んだ。あんまり薬漬けになりたくないのだが
3コマ目はチャン・ヨンイクさんの「風車」を受けた。韓国の人には長らく会ってないので顔を見たかったというのが大きい。ヨンイクさんはずいぶん恰幅が良くなっていた。通訳でユ・テヨンさんもいた。テヨンさんもたくましくなっていた。

作品としては魚の基本形+2辺に付加蛇腹で、蛇腹の部分で風車や風車についている鶴を折る感じ。付加蛇腹はヨンイクさんの得意手なのである意味とても「らしい」作りだ。今回の講習用に創作したそうだ。構造的には素直なので、35cm推奨で時間的には90分目いっぱいだったが、基本折りやすい感じで進む。風車の仕上げは厚くなるんでちょっと大変だったが。基本蛇腹いじっている時間の方が長いものの、魚の基本形の崩し方は工程的にも構造的にも韓国の若手っぽい面白さがあった。
やっぱりガッツリ90分コンプレックス教わると疲れるなということで休憩。薬が効いたのか鼻は落ち着いた。講習の合間に大内さんとラウンジでちょっと話したんだけど、このタイミングだったかこの次の講習の後だったか覚えていない。
次に受けたのは西川さんの「リス – 15°」。この時間は勝田さんの重ね折り「ハタタテダイ」と宙也さんの謎作品「スターゲイジーパイ」(+司会幹人さん)という激戦区で一番迷ったが、初志貫徹した。西川さんは講習と合わせてなされる作品解説が面白く、受けた時のボリューム度と満足度が高いのだ。

とにかく序盤のPrecreseが抜群に面白かった。15°系なのに「点と点を結ぶ線で折り線をつける」工程が極力排除されていて、変な形を保ったまま、一つ一つの折り方としては難しくないのに妙な折り感覚で折り線付けが進んでいく。一番最初の「7mmずらして折る」から始まる「何がどうなるんだ」というワクワク感が非常に巧みに構成されている。角度系の面白さとは構造に由来するのではなく工程に由来するのだというのを強く感じた。あと西川さんの講習は重要な工程ごと、あるいは講習全体通しての「こういうことを提示したい」という課題設定が常に明確にされているのがとても参考になる。
講習が終わって17時半、夕食をちょっとだけ手伝って、18時に食べる。次の講習は20時半で、3時間も間が空いている。日本シリーズを2回まで見てから先に風呂に入ってしまうことにする。布団も敷いて、それでも19時半だった。由伸が毎回ピンチを凌いでいるのを見つつラウンジへ行くと、山口さんが既に酒を呑んでいた。どん兵衛の期間限定品を勧められる。というのも、メインのスタッフはご飯を食べている暇がなかったそうだ。そこで知った話だが、このコンベンションは西川さんや川村さんなどを中心に開催中も随時参加を受け付けていたそうで、つまり申し込みごとに対応して入金を確認し参加許可を出すみたいなことを、各部屋の状況確認やZOOM全体の保守、そして自身の講習や司会などの合間にやっていたわけだ。そりゃ普段のコンベンション以上に動けない。一般参加者側からすると離脱や復帰が楽だが、メイン側からすると食事を買いに行く暇すらないだろう。
そんな話を聞いていたらブリルさんが来て、自宅の様子や昔の写真を見せてくれた。イギリスは朝だったようだ。20時半となったので、最後の講習へ向かう。
受けたのは満田さんの「ショートケーキ」。4枚複合。

折りあがった時の満足感という意味ではこの作品が今回受けた中では一番だったと思う。すごくよくできていて、ついつい持って手の中で転がしたくなる感じがある。

下側もきっちり閉じている。すべて同サイズの4枚から折っていく。上のイチゴと背面のクリームのパーツだけダイヤ型で大きく折り方が違う。とにかく組み上りがしっかりしていて、ノリなしでがっちり留まっている。ちょっと落としても問題ないくらいの安定感だ。イチゴパーツとスポンジ状面のパーツではそこでも組めるのか!みたいな驚きが最後の組み立ての工程であった。
日曜日のエンジョイルームで満田さんとちょっと話す機会があったので教えてもらえたのだが、イチゴパーツは上記のスポンジパーツとの接続を優先して考えられたそうで、むしろイチゴの造形が後回しの残りで考えた部分だったようだ。こうした「どこから考えたか」が一見して分からないというのは全体的な完成度の高さの必要条件だと思っていて、全体的なスキのなさを感じる作品だった。
4枚折るということで時間的にはいっぱいいっぱいだったが、講習的にも分かりやすかった。何回かZOOMでの講習をやっている経験値みたいなものを感じた。
全ての講習が終わり、エンジョイルームへ行く。ラウンジは山口さんが水野さんや亀井さんなんかと呑み会しているそうなので、酒がもう呑めない人間としてはこっちかなと思っていた。昼に大内さんとラウンジで話していた時に、「今日はエンジョイルームに24時までいるつもり」とまた適当な口約束をしてしまったので、とりあえずいることにした。ただ今夜は流石に人が結構いて、すでに話が盛り上がっていた。
なので完全に粘りあいとなった日本シリーズを見ることを優先して、ほぼ繋いでいる状態にする。23時に川端のタイムリーでようやくケリがついたので、会話に参加する。木村良さんと元さんと松田さんがワニの話をしていたところだったっけ? 他は小松さんとか宙也さんとか大内さんとか柏村さんとか……まあだいたいいつものメンバーだった。もっと若い人とか知らない人が来てくれたらなと思いつつ、自分がそういう立場だったらこの面子の間に入ってはいけないだろうなとも思ったので仕方ない。
予定通り24時まで繋いで、そのまま2歩先に敷いている布団にもぐって寝た。新居に越して一週間、新しい部屋は寒かった。
全体会が10時から。ゆっくりだなあと思ったけど、普段のコンベンションも全体会は10時半からなんだよね。自分にとっては全体会始まるまでの3時間くらいの方がコンベンションのメインだったから、そういう感覚がなかった。
15分くらい前にネットに繋いでラウンジとかを回っていた。相変わらずここには人が少ない。前川さんとかがいて挨拶をする。前川さんは山梨からでアトリエを少し見せてもらう。そういやほとんどの人が自宅なんだよね。
全体会は西川さん山口さんの挨拶とゲストの挨拶、各イベントの説明にスタッフの紹介。40人くらいがスタッフで関わっていたらしい。
そのまま10時半の最初の講習へ。受けたのは各務さんの「ライオン」。けっこう昔の作品で、その頃からどう折ってるのか気になっていたので受けることにした。同じ時間にはゲストのウーさんと大内さんが講習やっていて、ゲストは受けたいなーでも大内さんも全然会ってないからどうしようかなと迷ったが、幸いビデオで後から見られるので気軽に講習選べることもあり、直感に従った。
今回のコンベンションでは講習は講師と司会の2人体制で行われた。司会がZOOMのホスト役で、最初の注意やタイムキーパー、チェック等を担当し、講師が教えることに専念できる状況だった。司会もスタッフである。この時の司会は水野さん。

気になっていたオスのたてがみは、初期の作品ということもあり、まさかのほぼぐらい折り。「各務さんの作風イメージ」という先入観を持って折り始めたせいもあって予想外に難しく感じた。後で22.5度でまとめるのかなと思ったら、最初からぐらいのままガリガリ進むので、「え?え?待って!」みたいな感じ。見た目に対する難易度差はかなりあったと思う。個人的には顎から鼻先の折りが簡単だけど的確で好きだった。
各務さんはWeb講習初めてだったようだが、書画カメラ形式でやっていたのであまり気にならず。ただところどころ紙が光でハネていて見づらかったかな。あそこらへんは最初は調整とか難しそう。
難しいとは言いつつ、時間的にはややあまり気味の進行でメスまで終わる。特に質問もなくそのまま解散。どうでもよいがこの講習中はくしゃみが止まらず、ずっと鼻水が垂れていたので鼻にティッシュ詰めて折っていた。そういう意味でマイクとカメラ切れるのは便利だなと思った。普段の形式でやってたらくしゃみ連発で大迷惑かけてたと思う。
講習と講習の間は30分休みがあるのでラウンジへ行くと水野さんと松田さんがいたので、講習の振り返りやこの先受ける講習の話をしていた。日曜に講習やる松田さんの講習用カメラの什器見せてもらって笑う。司会やってた水野さんは終盤ZOOMのトラブルで大変だったらしい。やっぱ初めてはいろいろある。松田さんは大内さんの講習を受けていたそうで、オウムは40分弱で、おまけ作品も30分くらいで終わってやはり時間が余ったらしい。
講習のルールとして、受ける側は講習中基本マイクを切り、画面スクリーンも通信量削減のため基本消しておいてほしいと言われていた。質問がある場合だけマイクを入れ、司会がそれを拾って講師が対応するというスタイルだ。この方式は理には叶っているが受講者から講師へレスポンスを送る機会がどうしても減る。各務さんの講習時も何度か「皆さん折れましたか/大丈夫でしょうか」みたいなよくある問いかけがあったのだが、どう答えたらよいかタイミングが分からず放置していた。すると講師としても「大丈夫です」みたいな反応もなく、受講者の表情みたいなものも見えず、かといって「わかりません/もう一度お願いします」みたいな質問もないので、淡々と進めていくことになる。結果思ったより早く終わってしまうことが起こりやすいのではないかという話になった。
そういう話もあって、その後は受け方を少し改めた。要所要所で画面をつけ、折っている紙が講師や司会に見えるよう映すようようにして、OKサインみたいなものも送るようにした。少しでも講師に安心感を与えられればいいなという感じだ。可能なら他の人の進行状況を見てサクラ質問しようかとも思ったが、自分のを折りつつ他の受講者を確認するというのがなかなか難しく、こちらはできなかった。結局私からマイクをつけて質問というのは、翌日も含め一回もやらなかった。後々聞いたら講習中は他の人の画面見られないので声を出してもらった方が助かるという講師やった人の意見もあったので、やっぱり今後いろいろ検討すべきことがあって難しい。受ける側にも慣れがいる。
まあそういう話があってから12時の昼休みとなり、昼食を食べるため離脱。この土日は基本食事の支度は家族に任せた。申し訳ない。昼休憩中にはオークションの途中経過をやっていた。オークションでは、私は『おりがみ新世界』に入札していた。入札したのがいつだったかちゃんと覚えてないのだが、入札開始時刻が当初より早まったのにすぐ気づいて入札した記憶があるので、もしかしたら前日金曜のどこかで入札してたかもしれない。
『新世界』は欲しかったが、落札は難しいだろうなと踏んでいた。たぶん他の人も競ってくるだろうと予想していたからだ。とりあえず様子見でジャブを入れておいて、2500までなら競ろうかなとか思っていた(開始価格は2000円)。正直お金はない。
他には『ジョイ・オブ・オリガミ』も気になっていて、こちらはスタートが1000円だったため『新世界』が高騰したらこっちに狙いを切り替えるつもりだった。もう一つ気になっていたエンゲルの『Folding Universe』は早くも競り合いが始まっていたのであきらめる。
とりあえずこの途中経過の段階では『新世界』に他の人の入札はなく、意外とゆっくりな立ち上がりだなと思いながら飯を食う。
13時となり、2つ目の講習へ。山梨さんの「えんぴつBOX」を受けた。箱作品って最近折ってないし、見た目可愛かったので。

赤い方が正方形2枚から。青い方が後で折ったもので3:1用紙2枚から。

このように箱の実の底面が鉛筆っぽくなっている。色分けしてから60度の折り線で箱状にしていくという箱作品らしい見通しの良い工程で、山梨さんの説明の分かりやすさと相まってとても取り組みやすい作品だった。こういう箱作品を折ったのが久しぶりで折ってて楽しかったので、つい次の講習との間の30分で細長いバージョンも折ってしまった。
司会は各務さんだった(はず)。外国人がチャットで「こんにちは」とか「いいですね」みたいな色々コメントを残すのだが、各務さんはそれにちゃんとレスポンスしていた。さっき質問をしようと思っていたが、一番難しそうなところも綿田さんが質問してたので結局出る幕なし。講習中、山梨さんの自宅に宅配が来たために講習が中断して一同和む。ある意味とてもZOOMらしい。
相変わらずくしゃみが止まらないので、諦めてアレルギー止めの薬を飲んだ。あんまり薬漬けになりたくないのだが
3コマ目はチャン・ヨンイクさんの「風車」を受けた。韓国の人には長らく会ってないので顔を見たかったというのが大きい。ヨンイクさんはずいぶん恰幅が良くなっていた。通訳でユ・テヨンさんもいた。テヨンさんもたくましくなっていた。

作品としては魚の基本形+2辺に付加蛇腹で、蛇腹の部分で風車や風車についている鶴を折る感じ。付加蛇腹はヨンイクさんの得意手なのである意味とても「らしい」作りだ。今回の講習用に創作したそうだ。構造的には素直なので、35cm推奨で時間的には90分目いっぱいだったが、基本折りやすい感じで進む。風車の仕上げは厚くなるんでちょっと大変だったが。基本蛇腹いじっている時間の方が長いものの、魚の基本形の崩し方は工程的にも構造的にも韓国の若手っぽい面白さがあった。
やっぱりガッツリ90分コンプレックス教わると疲れるなということで休憩。薬が効いたのか鼻は落ち着いた。講習の合間に大内さんとラウンジでちょっと話したんだけど、このタイミングだったかこの次の講習の後だったか覚えていない。
次に受けたのは西川さんの「リス – 15°」。この時間は勝田さんの重ね折り「ハタタテダイ」と宙也さんの謎作品「スターゲイジーパイ」(+司会幹人さん)という激戦区で一番迷ったが、初志貫徹した。西川さんは講習と合わせてなされる作品解説が面白く、受けた時のボリューム度と満足度が高いのだ。

とにかく序盤のPrecreseが抜群に面白かった。15°系なのに「点と点を結ぶ線で折り線をつける」工程が極力排除されていて、変な形を保ったまま、一つ一つの折り方としては難しくないのに妙な折り感覚で折り線付けが進んでいく。一番最初の「7mmずらして折る」から始まる「何がどうなるんだ」というワクワク感が非常に巧みに構成されている。角度系の面白さとは構造に由来するのではなく工程に由来するのだというのを強く感じた。あと西川さんの講習は重要な工程ごと、あるいは講習全体通しての「こういうことを提示したい」という課題設定が常に明確にされているのがとても参考になる。
講習が終わって17時半、夕食をちょっとだけ手伝って、18時に食べる。次の講習は20時半で、3時間も間が空いている。日本シリーズを2回まで見てから先に風呂に入ってしまうことにする。布団も敷いて、それでも19時半だった。由伸が毎回ピンチを凌いでいるのを見つつラウンジへ行くと、山口さんが既に酒を呑んでいた。どん兵衛の期間限定品を勧められる。というのも、メインのスタッフはご飯を食べている暇がなかったそうだ。そこで知った話だが、このコンベンションは西川さんや川村さんなどを中心に開催中も随時参加を受け付けていたそうで、つまり申し込みごとに対応して入金を確認し参加許可を出すみたいなことを、各部屋の状況確認やZOOM全体の保守、そして自身の講習や司会などの合間にやっていたわけだ。そりゃ普段のコンベンション以上に動けない。一般参加者側からすると離脱や復帰が楽だが、メイン側からすると食事を買いに行く暇すらないだろう。
そんな話を聞いていたらブリルさんが来て、自宅の様子や昔の写真を見せてくれた。イギリスは朝だったようだ。20時半となったので、最後の講習へ向かう。
受けたのは満田さんの「ショートケーキ」。4枚複合。

折りあがった時の満足感という意味ではこの作品が今回受けた中では一番だったと思う。すごくよくできていて、ついつい持って手の中で転がしたくなる感じがある。

下側もきっちり閉じている。すべて同サイズの4枚から折っていく。上のイチゴと背面のクリームのパーツだけダイヤ型で大きく折り方が違う。とにかく組み上りがしっかりしていて、ノリなしでがっちり留まっている。ちょっと落としても問題ないくらいの安定感だ。イチゴパーツとスポンジ状面のパーツではそこでも組めるのか!みたいな驚きが最後の組み立ての工程であった。
日曜日のエンジョイルームで満田さんとちょっと話す機会があったので教えてもらえたのだが、イチゴパーツは上記のスポンジパーツとの接続を優先して考えられたそうで、むしろイチゴの造形が後回しの残りで考えた部分だったようだ。こうした「どこから考えたか」が一見して分からないというのは全体的な完成度の高さの必要条件だと思っていて、全体的なスキのなさを感じる作品だった。
4枚折るということで時間的にはいっぱいいっぱいだったが、講習的にも分かりやすかった。何回かZOOMでの講習をやっている経験値みたいなものを感じた。
全ての講習が終わり、エンジョイルームへ行く。ラウンジは山口さんが水野さんや亀井さんなんかと呑み会しているそうなので、酒がもう呑めない人間としてはこっちかなと思っていた。昼に大内さんとラウンジで話していた時に、「今日はエンジョイルームに24時までいるつもり」とまた適当な口約束をしてしまったので、とりあえずいることにした。ただ今夜は流石に人が結構いて、すでに話が盛り上がっていた。
なので完全に粘りあいとなった日本シリーズを見ることを優先して、ほぼ繋いでいる状態にする。23時に川端のタイムリーでようやくケリがついたので、会話に参加する。木村良さんと元さんと松田さんがワニの話をしていたところだったっけ? 他は小松さんとか宙也さんとか大内さんとか柏村さんとか……まあだいたいいつものメンバーだった。もっと若い人とか知らない人が来てくれたらなと思いつつ、自分がそういう立場だったらこの面子の間に入ってはいけないだろうなとも思ったので仕方ない。
予定通り24時まで繋いで、そのまま2歩先に敷いている布団にもぐって寝た。新居に越して一週間、新しい部屋は寒かった。
今月26日から28日まで開催していた第26回探偵団コンベンションに参加した。今回はZOOMを使ったWebコンベンションであった。ということで色々と今までのコンベンションにない出来事や体験があったので、記録に残しておこうと思う。自宅でのコンベンションということで、参加の合間に普通に家で生活する感じが面白く感じたため、時系列に沿って日記的に書いていきたい。
今回は初日の金曜日。各日1記事で全3回の予定。
この日はたまたまヒュミラを打つ日だった。14時からコンベンションに先立って総会があるので、いつもどおり昼食後にヒュミラを打ち、少し仮眠した。ヒュミラを打つとたまに強烈に眠くなるのでそれに備えてだ。幸い明治神宮大会は前日に終了し日本シリーズは移動日で試合がないので、この日はテレビを見る必要もない。
コンベンション会場はA,B,Cの基本3会場に加えてエンジョイルームとラウンジというフリースペースみたいなものがあった。15分くらい前にZOOMに接続して、とりあえずラウンジに誰かいないか入ってみた。ゲストのウーさんや水野さんとかがいたので軽く挨拶と世間話をしつつ待機していたが、あんまり人がたくさん入ってくる様子がなかったので総会会場へ。
総会は1時間。やっぱりコンベンションや例会やるとやらないでは収益がぜんぜん違うのだな。
15時からいよいよ開幕。初日はオークション説明会、海外のおりがみ関係者からのビデオメッセージや神谷さんの講演・スペシャルゲストのベス・ジョンソンさんとジョセフ・ウーさんの特別ビデオレターの上映会、そしてゲームが3会場でそれぞれ行われていた。最初はオークション説明を聞く。オークションは全て本で40冊ちょっと。川畑さん司会で、菊田さんがすべての出品本について内容を説明するコメントを読み上げる形で進んでいった。よく調べたなあと思いながら一通り聞いて、いくつかの本について軽く歓談してから抜ける。ここで一度休憩。
次にゲーム会場へ行く。マガジンにもあったように、ゲームは亀井さん司会で東海メンバーが主導して考えたようだ。やっていたゲームは人狼ゲームと折り紙を組み合わせたもので、狼・狂信者・村人振り分けた状態でお題を折る。ただし狼だけはお題を知らない。一度途中経過を見せあい、そこで質問タイムを取ってから、皆で改めてお題を折り上げる。その後投票タイムを取り村人が多数決で狼(お題を分かっていない人)を当てれば村人の勝ち、狼がお題を当てれば狼の勝ちというルールである。
海外参加者がいて、通訳に苦戦していたようだがこの時は早津さんがいて元さんもいたため、なんとか通訳しながら全員でゲームをやっていた。私が入ったと同時にゲームが始まったのでその回は見学して、次の回から参加した。
やってみるとわかるが、これは狼の協力者役である狂信者のサポートが大きな比重を占めるゲームである。途中経過を見せ合う段階でお題がほぼ分かる状態まで狂信者が素早く折り上げてしまえばほぼ狼の勝ちが確定する。逆に村人はお題がわからないように真面目に折ってはいけない。私が参加した時のお題は「サンタ」で、私は村人だったので、「Two-fold-santa」を折ってから裏側を適当に折り、途中経過ではその裏側を提示して質問では「ほぼ完成してます」と答えて混乱させる作戦を取った。ただ、これ他の村人が狼を当てる際の妨害にもなったかもしれないと後になって気づいた。この回のゲームは狂信者役の元さんが途中経過の段階でほぼ完璧にサンタを折ったので狼の楽勝であった。今回は参加者の技量がバラバラだったが、同じくらいのレベル同士でやるとどういう騙し合いになるのかは気になった。
何回かやると17時過ぎており、夕食の支度が気になったので離脱。まあヒュミラ打つ日は完全免除なのでやることは特にない。
18時に食事を取ってから復帰。ちょっとここから記憶が怪しくなっているので順番が違うかもしれない。確かまずゲーム会場へ戻ったんだと思う。メンバーが様変わりしていて、なんのゲームをやるか話していた。ZOOMの仕組みなのかデータ量の関係で2時間位ごとに一度切断して部屋を閉じる決まりになっているらしい。ちょうどその時間が近づいていたので、時間合わせにしりとりでもやるかみたいなことを話していたら、山口さんが来て上映会の2周めが始まるから見に来たらというお誘いがあった。
そういうこともありゲームをやってた大勢が部屋を移る。私も移ったのだが、間違えてB会場ではなくA会場に行ってしまった。ちょうどその時間からA会場でもゲストのビデオレター上映が始まったので、ここなのかと思ってしまったのだ。ということでウーさんとベスさんのビデオを見た。どちらも最近の取り組みや作品紹介みたいなものがメイン。ウーさんの政治ネタを折って脅迫受けている発言をサラッと言っていたのは面白かった。やっぱりどっちを見ても、ジオラマ的というかインスタレーションを意識しているのだなぁと思った。
上映が30分ほどで終わってようやく会場が違うことに気づく。というかゲストのビデオもB会場で見られるのね。Bへ移ってラスト数名のビデオレターを見た。シュウキ・カトウとかミシェル・ファンとか懐かしかった。ボライソさんのが遺作になってしまうとはなぁ。次に神谷さんの講演ビデオが始まったのだが、これは以前YOCSで見せてもらったものなので移動。
確かラウンジへ行ったんだと思う。三谷研の山本さんがいたのでテッセレーションとかについて30分くらい話した。知らなかった話を色々聞けたので楽しかった。山本さんはTwitterで21時半までラウンジで待機しているのでいつでも来て話をしましょうという告知を出していたんだそうだ。やっぱりラウンジとかエンジョイルームにはあまり人が来ていないようだ。私も部屋を移る時は常にエンジョイルームとラウンジの様子を見に行くようにしていたのだが、基本誰もいなかった。
その後入浴のため再度離脱。ちょっとこの入浴のタイミングがおぼろげで、もしかしたら山本さんと話す前だったかもしれない。
まあそれはさておき、ゲーム部屋へ戻った。A会場ではATC交換会をやっていたがそちらにはいかなかった。ゲーム部屋では何故かしりとりをしていた。4人2チームに分かれて、折ったものを言わないまま即興創作でしりとりリレーをしていき、最後に答えあわせ。合っていたら4人が折り終わったタイムを競うというもの。私は前回と同じく一回目は見学して2回めから参加した。
小学生も交じる中、私のチームはえげつないガチプレイで圧勝した。宙也くんがネタに走りすぎた。「水」の渾身のジェスチャーで笑った。
その後もう少ししりとりとかしていたら終了時間の22時となったのでお開き。私は寝支度をしてからラウンジに顔を出した。そしたら山口さん・亀井さん・水野さん・佐賀の松雪さんが飲み会をしていた。もう酒は飲めないが居酒屋みたいなノリが懐かしかったので、特に会話に入るでもなく聞き流しながら布団に入る。会場のすぐ横が布団なのすごく最高。
23時頃眠くなってきたので退室して寝た。
今回は初日の金曜日。各日1記事で全3回の予定。
この日はたまたまヒュミラを打つ日だった。14時からコンベンションに先立って総会があるので、いつもどおり昼食後にヒュミラを打ち、少し仮眠した。ヒュミラを打つとたまに強烈に眠くなるのでそれに備えてだ。幸い明治神宮大会は前日に終了し日本シリーズは移動日で試合がないので、この日はテレビを見る必要もない。
コンベンション会場はA,B,Cの基本3会場に加えてエンジョイルームとラウンジというフリースペースみたいなものがあった。15分くらい前にZOOMに接続して、とりあえずラウンジに誰かいないか入ってみた。ゲストのウーさんや水野さんとかがいたので軽く挨拶と世間話をしつつ待機していたが、あんまり人がたくさん入ってくる様子がなかったので総会会場へ。
総会は1時間。やっぱりコンベンションや例会やるとやらないでは収益がぜんぜん違うのだな。
15時からいよいよ開幕。初日はオークション説明会、海外のおりがみ関係者からのビデオメッセージや神谷さんの講演・スペシャルゲストのベス・ジョンソンさんとジョセフ・ウーさんの特別ビデオレターの上映会、そしてゲームが3会場でそれぞれ行われていた。最初はオークション説明を聞く。オークションは全て本で40冊ちょっと。川畑さん司会で、菊田さんがすべての出品本について内容を説明するコメントを読み上げる形で進んでいった。よく調べたなあと思いながら一通り聞いて、いくつかの本について軽く歓談してから抜ける。ここで一度休憩。
次にゲーム会場へ行く。マガジンにもあったように、ゲームは亀井さん司会で東海メンバーが主導して考えたようだ。やっていたゲームは人狼ゲームと折り紙を組み合わせたもので、狼・狂信者・村人振り分けた状態でお題を折る。ただし狼だけはお題を知らない。一度途中経過を見せあい、そこで質問タイムを取ってから、皆で改めてお題を折り上げる。その後投票タイムを取り村人が多数決で狼(お題を分かっていない人)を当てれば村人の勝ち、狼がお題を当てれば狼の勝ちというルールである。
海外参加者がいて、通訳に苦戦していたようだがこの時は早津さんがいて元さんもいたため、なんとか通訳しながら全員でゲームをやっていた。私が入ったと同時にゲームが始まったのでその回は見学して、次の回から参加した。
やってみるとわかるが、これは狼の協力者役である狂信者のサポートが大きな比重を占めるゲームである。途中経過を見せ合う段階でお題がほぼ分かる状態まで狂信者が素早く折り上げてしまえばほぼ狼の勝ちが確定する。逆に村人はお題がわからないように真面目に折ってはいけない。私が参加した時のお題は「サンタ」で、私は村人だったので、「Two-fold-santa」を折ってから裏側を適当に折り、途中経過ではその裏側を提示して質問では「ほぼ完成してます」と答えて混乱させる作戦を取った。ただ、これ他の村人が狼を当てる際の妨害にもなったかもしれないと後になって気づいた。この回のゲームは狂信者役の元さんが途中経過の段階でほぼ完璧にサンタを折ったので狼の楽勝であった。今回は参加者の技量がバラバラだったが、同じくらいのレベル同士でやるとどういう騙し合いになるのかは気になった。
何回かやると17時過ぎており、夕食の支度が気になったので離脱。まあヒュミラ打つ日は完全免除なのでやることは特にない。
18時に食事を取ってから復帰。ちょっとここから記憶が怪しくなっているので順番が違うかもしれない。確かまずゲーム会場へ戻ったんだと思う。メンバーが様変わりしていて、なんのゲームをやるか話していた。ZOOMの仕組みなのかデータ量の関係で2時間位ごとに一度切断して部屋を閉じる決まりになっているらしい。ちょうどその時間が近づいていたので、時間合わせにしりとりでもやるかみたいなことを話していたら、山口さんが来て上映会の2周めが始まるから見に来たらというお誘いがあった。
そういうこともありゲームをやってた大勢が部屋を移る。私も移ったのだが、間違えてB会場ではなくA会場に行ってしまった。ちょうどその時間からA会場でもゲストのビデオレター上映が始まったので、ここなのかと思ってしまったのだ。ということでウーさんとベスさんのビデオを見た。どちらも最近の取り組みや作品紹介みたいなものがメイン。ウーさんの政治ネタを折って脅迫受けている発言をサラッと言っていたのは面白かった。やっぱりどっちを見ても、ジオラマ的というかインスタレーションを意識しているのだなぁと思った。
上映が30分ほどで終わってようやく会場が違うことに気づく。というかゲストのビデオもB会場で見られるのね。Bへ移ってラスト数名のビデオレターを見た。シュウキ・カトウとかミシェル・ファンとか懐かしかった。ボライソさんのが遺作になってしまうとはなぁ。次に神谷さんの講演ビデオが始まったのだが、これは以前YOCSで見せてもらったものなので移動。
確かラウンジへ行ったんだと思う。三谷研の山本さんがいたのでテッセレーションとかについて30分くらい話した。知らなかった話を色々聞けたので楽しかった。山本さんはTwitterで21時半までラウンジで待機しているのでいつでも来て話をしましょうという告知を出していたんだそうだ。やっぱりラウンジとかエンジョイルームにはあまり人が来ていないようだ。私も部屋を移る時は常にエンジョイルームとラウンジの様子を見に行くようにしていたのだが、基本誰もいなかった。
その後入浴のため再度離脱。ちょっとこの入浴のタイミングがおぼろげで、もしかしたら山本さんと話す前だったかもしれない。
まあそれはさておき、ゲーム部屋へ戻った。A会場ではATC交換会をやっていたがそちらにはいかなかった。ゲーム部屋では何故かしりとりをしていた。4人2チームに分かれて、折ったものを言わないまま即興創作でしりとりリレーをしていき、最後に答えあわせ。合っていたら4人が折り終わったタイムを競うというもの。私は前回と同じく一回目は見学して2回めから参加した。
小学生も交じる中、私のチームはえげつないガチプレイで圧勝した。宙也くんがネタに走りすぎた。「水」の渾身のジェスチャーで笑った。
その後もう少ししりとりとかしていたら終了時間の22時となったのでお開き。私は寝支度をしてからラウンジに顔を出した。そしたら山口さん・亀井さん・水野さん・佐賀の松雪さんが飲み会をしていた。もう酒は飲めないが居酒屋みたいなノリが懐かしかったので、特に会話に入るでもなく聞き流しながら布団に入る。会場のすぐ横が布団なのすごく最高。
23時頃眠くなってきたので退室して寝た。
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Author:nh
この白い紙というのはある意味の無限なんだから、何が出現しようと構わないのですよ。――埴谷雄高
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